2022/08/05
海外旅行や留学で価値観は変わる?変わる人と変わらない人との違いについて
「海外旅行や留学で価値観はどのように変わる?」
「海外で価値観が変わった人の体験談が知りたい」
このように、 海外で自分の価値観を変えて世界を広げたいと思う人は多いのではないでしょうか?
実際、海外旅行や留学で、これまでの自分の価値観を変えられる可能性は高いです。
理由は、島国の日本では海外の価値観に触れることが難しいため、視野が狭くなりがちだからです。
移民国家であるカナダでは、さまざまな文化が混じり合っているため、人々が違った髪型や服装をしていて当たり前の環境です。
日本のように、仕事で髪色を指定されたりすることがほとんどないのが衝撃的でした。
しかし、同じように海外旅行や留学をしても、日本での固定概念が強いせいで価値観が変わらない人もいます。
海外でどのように価値観が変わるのか、価値観を変えられる人と変えられない人の違いを、詳しくみていきましょう。
※参考記事:【比較】高校留学の費用を国ごとに紹介!安い3カ国も厳選
目次
海外に行って価値観を変えられる人
海外旅行や留学で価値観が変わる人には、下記の3つの特徴があります。
- 学ぼうとする謙虚な姿勢がある人
- 何事も自分の責任で行動できる人
- 自分で答えを見つけようとする人
海外で価値観が変わる人は、新しい環境を恐れず何事にもチャレンジする傾向があります。
たとえば、「1人で遠くに出かけてみる」「知らない人に話しかけるのを怖がらない」などです。
海外で価値観が変わる人の特徴を、詳しくみていきましょう。
※参考記事:高校留学は大学受験に有利?卒業後の帰国者の進学について
学ぼうとする謙虚な姿勢がある人
日本での固定概念を捨てて海外の文化を受け入れられる人は、価値観が変わるでしょう。
たとえば、海外では飲食店での接客が日本ほど丁寧ではありません。
- 店員どうしが大声で楽しそうに話している
- 接客の合間に食べ物を食べている
日本と比較すると、自分がお客様扱いされていない気がして、不快に感じる人がいるかもしれません。
しかし、謙虚な姿勢をもっている人は、「働いている時もある程度にして良い文化」と捉えることができるでしょう。
何事も自分の責任で行動できる人
海外で価値観を広げるには、海外旅行や留学でのトラブルを、自分の責任として行動する必要があります。
- 言葉が通じず相手に嫌な顔をされる
- 交通機関がわからず道に迷う
- 食べ物が口に合わない
自分で答えを見つけようとする人
海外で感じた疑問をそのままにせず、答えを見つけられる人は価値観が広がるでしょう。
たとえば、私は海外のレストランでウェイトレスを呼ぼうとして、友人に止められたことがあります。
理由を聞くと、海外ではテーブルごとに担当の人が付いていて、日本のように「すみません」とウェイトレスを呼ぶことが失礼に当たるからと教えてもらいました。
海外に行っても価値観を変えられない人
海外に行っても、日本にいたときと価値観が変わらない人もいます。
主な特徴は、下記の3つです。
- 日本人としか行動しない人
- 他責にしがちな人
- 学ぼうとせず遊ぶ人
せっかく海外に行っても、本人の考え方に柔軟性がないと価値観を変えることは難しいでしょう。
たとえば、 「日本人の友人と過ごして語学学校に行く」だけの生活では、現地の人との交流する機会が少なくなります。
一方で、 「学校外で現地のコミュニティに参加して友人を作る」など行動力のある人は、短期間でも価値観が大きく変わるでしょう。
海外に行っても価値観が変わらない人の特徴を、詳しく解説していきます。
※参考記事:留学したい高校生が今するべきこと5選!事前に知るべきことも解説
海外旅行や留学で日本人としか行動しない人
海外にいても日本人としか行動できない人は、価値観が変わるチャンスが少なくなるでしょう。
実は、海外に行く前は現地の人と交流したいと思っていても、実際に現地で行動できる人は一握りです。
- 人見知りで話しかけられない
- 英語を間違えそうで不安
- 日本人同士でいた方が楽
このような理由から、海外でも日本人同士でしか行動できなくなってしまう学生が多いです。
他責にしがちな人
海外で価値観が広がらない人は、何かが上手くいかないときに環境のせいにしがちです。
たとえば、 「語学学校が日本人ばかりで英語を話す機会がない」 という悩みをよく聞きます。
しかし、日本人同士でも英語は話せますし、語学学校の時間以外にも現地の人と交流する機会は作れます。
学ぼうとせず遊ぼうとする人
海外旅行や留学という新鮮な環境が楽しくて、学ばずに遊ぶだけになってしまうことがあります。
たとえば、観光地に行って楽しむだけで海外生活が終わると、自分がどう成長したのかも分かりにくいです。
海外で価値観が変わるメリット
海外で価値観を変えることで得られるメリットは、下記の3つです。
- 人生の選択肢が広がる
- 日本に対して客観的な視点がもてる
- 何事にも感謝できるようになる
海外で過ごすと、価値観が変わるのはもちろんですが、人生に対しての考え方が変わります。
海外の人の過ごし方をみて、自分がどのような人生を歩みたいか考えることができるでしょう。
海外で価値観が変わるメリットを、詳しく解説していきます。
選択肢を広げられる
海外で価値観が変わると、自分の人生の選択肢が世界に広がります。
私は、海外留学前に日本で過ごしていて、平凡に過ぎていく毎日に「人生疲れた」「何もしたくない」と思うことがありました。
しかし、海外留学で現地の人の生き方を知ってから、日本の普通に合わせる必要はないことに気づけました。
海外で自分の人生の選択肢の多さに気づけると、何事にも前向きに行動できるようになるでしょう。
※参考記事:【親向け】不登校から“学校に行くきっかけ”を作る4つの順序を解説
日本に対して客観的な視点がもてる
海外生活を通じて、日本の良い点・悪い点が客観的に考えられるようになります。
たとえば、日本は世界でも治安が良い国なのは有名ですが、実際に海外で過ごすまでそれがどれほど素晴らしいことなのか分かっていませんでした。
このように、海外と日本を客観的に比較できるようになることで、自分が人生をどのように過ごしたいか考えるきっかけになるでしょう。
感謝できるようになる
海外で過ごしてみると、日本に生まれたことに対して感謝できるようになるでしょう。
日本ほど安全で生活保護が整っている国は、世界でもなかなかありません。
- 安くて美味しい食べ物があること
- 便利な商品がたくさんあること
- どこでもトイレがきれいなこと
日本にいると当たり前に感じてしまいますが、実際に海外で過ごしてみると日本がどれほど過ごしやすい国なのかが身にしみて分かるでしょう。
自分で何もせず価値観が変えられるわけではない
海外旅行や留学に行ったからといって、自然と価値観が変わるわけではありません。
しかし、 海外と日本との違いを受け入れて学ぶ意欲のある人は、海外生活で一気に視野が広がり、今後の人生を変えるきっかけになるでしょう。
自分の価値観を大きく変えるならフィジーがおすすめ
自分の価値観を大きく変えるには、今自分がいる世界と違う文化、違う環境に身を置くことが一番です。
自分の価値観を大きく変えたいのであれば、この2つの条件が揃っているフィジーがおすすめです。
フィジーは「世界一幸せな国」と言われ、日本とは全く違う国民性や文化に触れることができます。
また、日本の様な経済大国ではなく、発展途上国だからこそ味わえるフィジーの生活は自分の価値観を変えるのにうってつけの経験になるはずです。
世界一幸せな国フィジー
フィジーは「世界一幸せな国」と言われているのですが、そもそも何をもって幸せと言えるのでしょうか?その定義が気になる方も多いと思います。
実は幸せを「幸福度」として測っている団体がいくつかあり、その団体により定義も異なっているのですが、最もシンプルなのがカナダの調査会社であるレジェ・マーケティング社による「世界幸福度調査」です。
その調査内容は、 調査対象者に「あなたは幸せを感じていますか?」と単刀直入に聞くというもので、主観的に自分が幸せだと思うかどうかが「幸せ」の判断基準となっています。
その調査によると、フィジーの幸福度は世界1位。つまり、自分のことを「幸せだ。」と感じている人の割合が世界で一番多いのがフィジーということになります。ちなみに日本は23位です。
「自分は幸せだ。」と感じて生活している人が世界で一番多い国で過ごす留学生活は、自分の価値観を変える大きなきっかけになるはずです。
※世界幸福度調査について詳しく見てみたい方はこちらもご覧ください。
発展途上国での生活は自分の価値観を大きく変える
フィジーはオセアニア州に属するフィジー諸島からなる国家で、島の数はなんと330。しかし、そのほとんどは小さな離島です。
国土は全ての島を合わせて約18,274㎢。日本の四国と同じ規模です。 首都のスバがある本島はビチ・レブ島。車があれば10時間ほどで一周できてしまうくらいの大きさです。
そして、フィジーは発展途上国です。日本ほど便利な国ではありません。コンビニがないどころか、大抵のお店は18時には閉店します。サイクロンが上陸すれば断水や停電といったことも起こります。
クーラーも一般家庭にはありません。 不便かもしれませんが、慣れてしまえば不自由することはありません。
日が昇っているうちにスーパーで買い物をし、水を常備し普段から充電をしておく。1つ1つ生活習慣を合わせていけば問題なく、日本がいかに恵まれているかを実感することができるでしょう。
良くも悪くもこの様な生活を日本で味わうことはできず、発展途上国だからこそ体験できる日常が、価値観を大きく変えるのです。
※フィジーの生活についてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。
フィジー留学の体験談
フィジーには様々な人が留学し、自分の価値観を大きく変えています。
その体験談の一部を紹介します。
幸福度世界1位の国フィジーで教育を学んだ高校生ユリアさん
ユリアさんは幸福度世界1位のフィジーの教育に興味を持ち、文部科学省が主催する留学プログラム「トビタテ!留学JAPAN」に参加してフィジー留学を経験しました。
フィジーでは、実際に幼稚園に行ったりデイケア、ホームステイなどを通して幸せの国と言われる教育の仕方を学びました。
ボランティア活動としてfootpassやビーチクリーン、幼稚園の柵づくりなどをしました。日本人にはないフィジーの時間にルーズな所、自分は特別だと自信を持って言えるところが幸せの秘訣だと感じました。
また、村全体が家族のような関係性であったり人懐っこい国民性も自分を幸せと思える理由なんだということも感じました。
フィジーの人たちはみんな優しくて人懐っこく、たくさんの人たちと遊んだり、話をしたりすることができました。
子供にはアルプス一万尺と折り紙やひらがなが人気で、みんな喜んでくれて、心から幸せを感じるコツというのをつかみ、自分の価値観が大きく変りました。
ユリアさんの詳しい体験談はこちらからもご覧いただけます。
※トビタテ!留学JAPANなど奨学金プログラムに興味のある方はこちらの記事もご覧ください。
発展途上国で自分を変えたいとフィジー高校留学したユキさん
ユキさんは幼少期から海外旅行によく行っていて、自然と海外に興味がありました。
中学生の時に海外留学という選択肢を見つけて、「行くなら今まで行ったことがない発展途上国を体験したい!」と思い、フィジーの高校留学を選びました。
実際の留学生活は現地で生活する事で手一杯。学校のランチも口に合わないと感じてしまっていて、フィジー人の学生とのコミュニケーションも難しかったです。
ホームステイ先でも、感覚の違いから度々ぶつかる事もありました。
しかし、現地の生活に慣れると、段々と精神的な余裕が生まれるようになり、フィジーを知るためにボランティアにも参加しました。
コロイピタ・ビレッジという、1日1ドル(日本円で50〜60円)で暮らすことが出来る貧困者救済の村に不定期で訪問し、ボランティア活動があり、Community Hallで使う机や棚の色塗りや、新しく建てる家の土台作りなどをしています。
コロイピタ・ビレッジを運営するスタッフとの窓口になって、次のボランティア日程の調整や、ボランティア内容を決めたり、参加者を集めたりするのが自分の役割でした。
苦労したことは、窓口の方と連絡を取ることです。メールで連絡を取るのですが、フィジーの人は返信が遅いときがたまにあるので苦労します。
ただ、ボランティアする中で、「人生で本当に大切なものが何か」ということを学びました。
コロイピタ・ビレッジで生活する人たちも、もちろんお金は大切と思っていると思いますが、彼らと話したり話を聞いていると感じたのは、お金や物質的なもの以上に「コミュニケーション」「人との関係」を大切にしていると気付きました。
彼らは金銭的には貧しいかもしれませんが、心は私たちよりも豊かだと感じました。
ユキさんの詳しい体験談はこちらからもご覧いただけます。
今後、海外留学で人生の選択肢を広げたいという方は、ぜひ一度ご相談ください。
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