2023/02/01
高校に行かない生き方4つを紹介。高校に行かないメリット・デメリットは?
- 「高校に行く意味が分からない」
- 「高校に行きたくないけど、辞めたあとが心配…」
そんな悩みを抱えている高校生は、多いのではないでしょうか?
中学までと違い、環境や交友関係が変わる高校生活に、ストレスを感じいる人は少なくありません。「嫌な思いをするくらいなら、辞めてしまいたい」と考えるケースも。
この記事では高校に行かない場合の生き方を、具体例をあげて紹介します。さらに高校に行かないメリットとデメリットを分かりやすく解説。
今、高校をやめたいと悩んでいる人は、自分の生き方を決める参考にしてみてください。
目次
「高校に行かない選択」をするのを避けるべき人の特徴は?
「高校中退は人生を左右する問題」と言っても過言ではありません。
高校に行かない選択をするのは、簡単です。
高校に行かない選択を避けるべき人の特徴は、以下3つです。
- 学業不振(勉強についていけない)
- 人間関係での悩み
- 非行に走る
このような理由で高校中退を考えている人は、まず家族や専門機関に相談しましょう。
ここからは、各理由の詳細を解説していきます。
学業不振(勉強についていけない)
中学に比べ、高校に入ると勉強のレベルが一気に上がります。
特に進学校では自分より勉強ができる人が増えるため、初めて挫折を経験する人が少なくありません。
“周りの期待に答えたい気持ち”と、 “思うように成績が伸びない現実”の板ばさみになってしまうケースも…。
学業面でのプレッシャーやストレスが原因で、高校中退を考える人が多いようです。
人間関係での悩み
いじめや友達関係の悩みも、高校に行かない生き方を選ぶ理由の1つ。
高校生にとって、1日の大半を過ごす学校の友人関係はとても重要です。
ささいな出来事がきっかけで、不登校になるケースは珍しくありません。
周囲との複雑な交友関係に嫌気がさした結果、高校に行かない選択をする人も多いようです。
非行に走る
勉強よりも遊びに夢中になってしまい、非行に走るケースもあります。
高校に入ると行動範囲が広がり、学業以外のことに興味を持ち始めます。
楽しさを優先して、勉強のストレスや将来への不安から逃げている可能性も少なくないようです。
非行の根本的な原因は、以下のようなものが考えられます。
- 周りに悩みを相談できる人がいない
- 家庭に居場所がない
高校に行かない生き方をするメリット
「高校に行かない」と聞くと、マイナスなイメージを持つ人もいるかもしれません。
- 高校では達成できない明確な目標がある人
- 不登校で環境を変えて頑張りたい人
ただ見切り発車で、高校に行かない選択をするのはおすすめできません。安易に決断すると予想外のトラブルが起きたとき、自分の力だけでは対応できない可能性も。
まず、高校に行かない生き方のメリットは以下2つ。
- 進路を自分で決めることができる
- 自由な時間が増える
ここからは、各メリットを具体的に説明します。
進路を自分で決めることができる
1つ目は、自分で将来の生き方を決められることです。高校に行くと周りの友達に流されて、進路を決めてしまう人も。
自分のペースで将来を考えられるので、他人に影響されにくいのが利点です。
自由な時間が増える
2つ目は、自分のやりたいことに時間を使える点です。
学校のように決められたスケジュールがないので、興味があることに集中できます。
誰かに強要されるのではなく、自分で考えて行動すれば新しい目標を見つけられますよ。
高校に行かない生き方をするデメリット
高校に行かない生き方のメリットの次は、デメリットもしっかり理解しておきましょう。
筆者の個人的な見解では、メリットよりデメリットの内容を理解しておくことが重要と考えます。
高校に行かない選択をした場合、以下のようなデメリットがあります。
- 中卒になる
- 高校中退以下だと就職が難しくなる
- 高校中退以下だと特定の資格試験が受けられない
- 自分の将来が不安になる
中卒になる
1つ目は、中卒と同じ扱いになること。「なんだ、そんなことか」と思う人もいるかもしれません。
しかし社会に出て、学歴を理由に苦労する場面は少なからずあります。
職種によっては、バイトするときにも中卒が弊害(へいがい)になることも。
他にも周りの友達と会話するときに、自分の学歴に引け目を感じてしまう人も少なくないようです。
高校中退以下だと就職が難しくなる
2つ目は、就職するときに職種が限られる可能性があること。
多様性が注目される時代ですが、日本ではまだ学歴を重要視する企業が少なくないのが現状です。
バイトなら中卒でも応募できるけれど、“正社員は高卒以上”といった条件がある場合も。
将来やりたい仕事が決まっている人は、就職の応募条件も事前に確認しておく必要があります。
高校中退以下だと特定の資格試験が受けられない
3つ目は、高卒資格がないと受けられない試験があること。
いくら勉強を頑張っても、受検資格が得られないのは悲しいですよ。
- 保育士
- 歯科衛生士
- 介護福祉士
美容師や看護師は、中卒でも受験可能です。しかし高卒資格を持っている場合と比べ、学習過程がかなり遠回りになってしまいます。
自分の将来が不安になる
4つ目は、将来に対する不安です。
大人でも先が見えない状況におちいると、漠然とした不安に襲われることがありますよね。
また高校に通っている友達と自分を比べて、「このままでいいのかな?」と心配になるケースも珍しくありません。
高校に行かない生き方4つ
メリットとデメリットをしっかり理解した上で、高校に行かない決断をする人は多少の困難にぶつかっても乗りこえていけるでしょう。
そんな人のために、ここからは高校に行かない場合の、生き方4つを紹介します。
- 中卒として働き始める
- フリースクールへ通う
- オンライン家庭教師と勉強する
- 海外に留学する
選択肢は多い方が、自分の可能性を広げるきっかけになるので、ぜひ参考にしてください。
中卒として働き始める
「勉強が嫌い」「家計を助けるため」という理由で高校中退する人は、すぐに働き始めるのも選択肢の1つです。
高卒以上の学歴が求められる場合もありますが、職種を選ばなければ中卒でも応募できる仕事はたくさんあります。
もし学歴や資格が必要な仕事に就きたい人は、働きながら勉強してステップアップすることも可能です。
フリースクールへ通う
自分の目的に合った勉強ができる、フリースクールに通う方法もあります。
フリースクールの特徴は勉強以外にも、さまざまなサポートが受けられることです。
同じ境遇の人と出会うことで、社会性を身につけられるメリットも。
家庭以外で相談できる居場所があると、学業面だけでなく生活面でも高校と同じように成長できますよ。
オンライン家庭教師と勉強する
人間関係が原因で高校中退した人なら、オンライン家庭教師を利用して勉強する方法もあります。
先生と1対1で授業するので、周りに気をつかわずに集中して勉強できるのが魅力です。
自分のペースで学習を進めて、弱点を強化したり得意分野をさらに伸ばすこともできます。
「高校は嫌いだけど勉強したい」という人におすすめの方法です。
海外に留学する
海外に興味がある人なら、思い切って留学する選択肢もあります。
語学を身につけられる上に、視野を広げられるのがメリットです。
海外で得た経験と語学力があれば、日本で就職するときも大きなアピールポイントになりますよ。
以下、海外留学することで得られるメリットです。
海外に留学するメリット
- 語学力を身につけられる
- 海外の経験、語学力をアピールでき、就職活動の選択肢が広がる
- 視野を広げられる
- 価値観が変わる
- 環境適応力がつく
- グローバルな感覚が身につけられる
- 海外に友人ができ、世界中に人脈ができる
- 環境が変わり、今の自分を変えることができる
日本の高校に行かず、海外留学をすることは多くのメリットがありますが、唯一大きなデメリットがあります。
それは「お金」がかかることです。
今はどの国に海外留学をしても、ほとんどの国が日本より物価が高く、英語圏の授業料は語学留学で1ヶ月で20万円前後、ホームステイも同じく20万円前後かかります。
1年と考えると約480万円。それだけでなく、航空券代や保険、ビザ申請料もかかります。
これだけの費用は簡単には準備できないという人の方が圧倒的に多いのではないでしょうか。
しかし、この留学費用が半額程度になり、しかも高校卒業資格までとれる海外留学ができるとしたらどうでしょうか。
フィジー高校留学とほかの国の留学費用の違いはこちらをご覧ください。
高校に行かない生き方に迷っているなら「フィジー留学」も視野に
- 「高校には行きたくないけど、やりたいことが見つからない」
- 「どんな生き方が自分に合っているのか分からない」
と迷っている人は、フィジー留学を選択肢の1つに入れてみましょう。
さらにフィジーの高卒資格は、海外の高校卒業資格として正式に認められているのも大きなメリット。
フィジーで高校を卒業していれば、日本の大学進学や就職のことを心配する必要はありません。
フィジーの高校留学は以下4つのポイントがあります。
- 1.現地の高校卒業資格が得られる
- 2.最適な高校に入学できる
- 3.生きた英語が身に付く
- 4.フィジーの文化体験ができる
では、それぞれのポイントについて見ていきましょう。
現地の高校卒業資格が得られる
フィジーで高校を卒業すると、正式な高校卒業資格を得ることができます。学歴としては高卒になり、履歴書にも正式に記載することができます。
フィジーの高校を卒業した学生には様々な進路があります。フィジーで身につけた海外経験、英語力、適応力を武器に日本で就職することも、日本や海外の大学に進学することもできます。
また、フィジーの高校を卒業すると、日本の国立大学や有名私立大学への入学が有利になる「帰国生入試(帰国子女入試)」という枠で入試を受けることができます。
帰国子女入試について詳しい内容はこちらをご覧ください。
以下、フィジーの高校卒業後の実際の進路の一部になります。
<フィジー高校卒業後の進路>
- 早稲田大学
- 国際基督教大学
- 立命館アジア太平洋大学
- 上智大学
- 明治大学
- 青山学院大学
- 中央大学
- 学習院大学など
そのほか、卒業後の進路についてはこちらにも詳しく掲載されています。
最適な高校に入学できる
フィジーの高校留学を目指している人の状況は人それぞれです。
中学の頃から日本の高校へは行きたくないと思っていた人。
高校に入学したけど、高校を中退したいと思っている人。
1年間だけ単位取得で留学をしたいと思っている人。
その状況に合わせた高校留学ができるのがフィジー留学です。
卒業留学を目指す人は1月入学、5月入学と年に2回入学タイミングがありますので、入学時期が多少ずれても大丈夫です。
卒業までの詳しい日程はこちらの「卒業留学モデルコース」をご覧ください。
また、休学留学も同様に年2回の入学時期があるので予定が組みやすく、単位取得を考えている人も、在籍している高校がフィジーの高校を単位として認めてくれれば問題なく単位取得ができます。
詳しい内容に関してはこちらの「休学留学・単位交換留学」をご覧ください。
生きた英語が身につく
フィジーの高校では、フィジー人の高校生とともに、数学・理科・社会といった一般科目を受けます。これにより生きた英語を身につけることができます。
フィジーの学校の授業は「基礎に重点をおいた学習内容」であることが特徴で、先生が黒板に書いた内容をノートにとりながら勉強していきます。
入学直後は、ノートを取るだけでも精一杯になりますが、周りのフィジー人の学生や先生に質問するなどして、授業についていけるようにしましょう。
また、英語での授業に自信がないという人も多いでしょう。しかし、留学生も多く在籍しているフィジーの高校にはESLというクラスがあります。
ESL(English as a Second Language)とは、母国語が英語ではない留学生向けに特別に用意された英語クラスです。
留学生は、時間割上の英語の時間にESLを受講します。 ESL では英語の理解度レベルで分かれたクラス編成をとっており、一定の英語力を習得した学生は、英語もローカルクラスを受講します。
フィジーの文化体験ができる
留学生活を充実させるためには、学校外での時間も大切です。
留学中の学生が行っている課外活動の一部を紹介します。
ボランティア
コロイピタ・ビレッジという、フィジーの中でも貧しく生活の支援が必要な人たちが暮らしている村に行き、そこで暮らす子どもたちに日本文化を紹介しました。
日本のあいさつや折り紙の折り方を教えたり、子どもたちと鬼ごっこをして交流を深めました。
カタリバ
姉妹校である語学学校で学んでいる社会人・大学生の方を招いて、「大学で何を学ぶのか?」「 働くとはどういうことか?」などといったテーマで講演会を開きました。
大学生や社会人からリアルな話を聞くことは、進路を描く上で貴重なものとなりました。
スポーツ体験
期末テストが終わった後に、ESL の先生たちがスポーツ大会を企画してくれました。
留学生のいる3 校から学生が集まり、学校対抗でバスケットボールやドッジボールで汗を流しました。
ここで紹介している活動は定期的に開催されているのではなく、多くは学生自らの発案で行われています。留学中は様々な活動に主体的に取り組んでみましょう。
高校中退したあとに生き方を迷っている人は、ぜひフィジー留学を検討してみてください。
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