2021/03/20
フィジー高校留学の特徴【ホームステイ滞在】
フィジーで高校留学をする際、どのような生活を送るのか不安な方が多くいるのではないでしょうか。
また、初めてのホームステイでわからないことが多くあり、ホストファミリーとどのような付き合い方をしていくべきなのか知りたいと思います。
今回の記事では、フィジーでの留学生活の成功の大きな鍵を握るホームステイ滞在について詳しく紹介します。
フィジーでのホームステイの特徴についてあらかじめ理解しておき、納得のいく留学生活をスタートさせましょう!
目次
フィジー高校留学でのホームステイ
留学中のホームステイ先の環境は国によっても大きく異なり、それぞれの国の文化や習慣が大きく反映されています。
ここではフィジー特有のホームステイの特徴とメリットについて紹介します。
フィジー留学・ホームステイの特徴
ホストファミリーがフレンドリーで親しみやすい
フィジー人は基本的にフレンドリーであり、初対面の人であっても遠慮なく話しかけ、すぐに仲良くなることができます。
英語を話せなくても嫌な顔せずに楽しく会話をし続けてくれます。
インド系・フィジー系家庭によって生活に大きな違いがある
フィジーは様々な民族が共生しており、その中でも特にインド系住民とフィジー系住民が全体の9割を占めます。
ホームステイ先もインド系の家庭かフィジー系の家庭かによって食生活を含めて生活のスタイルが異なります。
宗教への深い信仰心がある家庭が多い
フィジー人のほとんどの人が宗教への深い信仰心があります。その中でもフィジー人口の半分はキリスト教徒であり、多くの家庭が日曜日に教会へ行き、お祈りをします。
留学生であっても気軽に参加することができるのでホストファミリーと一緒に教会へ行ってみてください。
なお、信仰する宗教を強要されることはないので安心してください。
家族の構成人数が多く、にぎやかな家庭が多い
家庭によって人数は異なりますが、フィジーの家族は構成人数が多いことが特徴的です。
そのため、家には一緒に遊んでくれる自分より幼い子どもや同年代の子どもがおり、英語を使う機会が必然的に増えます。
また、フィジーでは毎日のように家族間交流が行われ、家に突然見たことがない人がいるということが不思議ではありません。
にぎやかな家庭で楽しい留学生活を送ることができます。
メリット
異文化理解・多様な価値観の獲得へとつながる
ホームステイ滞在は文化も価値観も違う家族との生活であり、日本での生活とは大きく異なります。
ホームステイを通して新しい文化に出会い、色んな人と接するにつれて価値観や考え方が変わります。
精神的に大きく成長することができます。
英語が圧倒的に早く上達する
ホームステイ先で必然的に英語を使用する機会が増えるとその分英語の上達が早くなります。
ホストファミリーとの会話を通して、学校では学ぶことのない英語を学び、自分の英語力に自信をつけることができます。
今日の学校はどうだったのかといった何気ない会話から積極的に話しましょう。
食事のことを考えずに勉強に集中できる
ホームステイでは、ホストファミリーが食事を必ず用意してくれるため、食事のことを気にせずに学校での宿題や勉強に取り組むことができます。
料理が苦手な方にとっても食事が用意されていることは嬉しいことです。
ホストファミリーの特徴
ホストファミリーとの生活は留学生活を充実させる上で重要となってきます。
ここでは、フィジーのホストファミリーの特徴についてまとめます。
人種
フィジー系とインド系がメインです。
その他にはパートヨーロピアン(ヨーロッパとフィジーの両方の血が入っている)やパートチャイニーズ(中国とフィジーの両方の血が入っている)などの混血のホストファミリーもいます。
言語
フィジー系住民の母語はフィジー語であり、インド系住民の母語はフィジーヒンディー語です。
しかし、学校での教育言語が英語であることから英語も話すことができる人がほとんどです。
家族間で母語を使用して会話する家庭もありますが、留学生の前では基本的に英語を使用します。
宗教
フィジー系住民のほとんどがキリスト教徒であり、週末に教会に行く家庭が多いです。
一方、インド系住民はヒンドゥー教徒やイスラム教徒が多いです。
それぞれの家庭が信仰する宗教によって食べることの控えている食材や習慣が異なります。
事前にホストファミリーが信仰している宗教について理解しておくことが大切です。
その他
家庭によって決められているルールが異なります。
門限が設定されている家庭もあれば、食事を必ず全員で決まった時間に取る家庭もあります。
ホームステイ初日に家庭内ルールについて聞き、守るようにしましょう。
高校留学中のホストファミリーとの付き合い方・過ごし方
ホストファミリーと生活するにあたって、仲良く楽しく生活することが重要です。
新しい環境でどのようにして信頼関係を構築するのか、ホストファミリーとの上手な付き合い方をするコツを紹介します。
フィジー渡航前の準備
お土産
お世話になるホストファミリーに対して、日本からのお土産を用意しましょう。
日本のお菓子や日本製のペン・服などフィジーで手に入らない日本ならではの物をあげることをオススメします。
お土産をきっかけにホストファミリーとの距離が縮まること間違いありません。
事前にホストファミリーについて確認しておく
ホストファミリーの情報を事前に確認し、理解することが大切です。
特に、宗教に関しては家庭によっても異なるため、あらかじめ理解しておく必要があります。
全く相手を知らないで渡航するより事前にある程度の情報を理解しておくことでスムーズに留学生活をスタートすることができます。
ホストファミリーとの付き合い方
ルールを確認し、理解すること
ホストファミリーとの挨拶が終わった後、家庭内にあるルールを確認する必要があります。
のちにトラブルにならないように洗濯はどうするのか、門限はあるのかなど細かいことを含めてしっかり理解しておきましょう。
思っていることをはっきり言うこと
ホストファミリーに対して思っていることをはっきり言うことは日本人が苦手としていることです。
しかし、うまく付き合っていくためにも自分の思っていることを遠慮なく言うことが重要です。
お客様ではなく、家族の一員として「この料理は苦手である」などといったことをしっかり伝えましょう。
言いたいことをはっきり言わずにトラブルになるよりも、物事をはっきり伝えた方がホストファミリーともお互いに気を遣わずに接することができます。
英語を自ら積極的に使用すること
ホームステイの醍醐味は、英語を使用する機会が増えることです。
自室にこもり、自分だけの時間を楽しむこともできますが、それでは英語は上達しません。
英語が得意でなくても自分から英語を話すことで自信にもなり、英語の上達スピードは大きく上がります。
フィジー人は会話をすることが好きなので、嫌な顔一つせずに留学生との会話を楽しんでくれます。
ぜひ積極的に英語を使用し、自然と英語が上達する環境をつくりましょう。
ホームステイ先での過ごし方
規則正しい生活を送ること
留学中に不健康な生活を送り、太ってしまった学生は過去に多くいます。
留学中は常に早寝早起きといった規則正しい生活を送ることが大切です。
ずっとベットの中で体調不良だったなどと留学中の思い出が悪いものとならないようにしましょう。
新しい発見を得るために街に出ること
留学中、家の外には新しい発見がいっぱいあります。
家の中にいるだけではなく、積極的に街に出てみましょう。
スポーツ交流などといった新しい出会いと英語を使用する機会が多くあります。
しかし、家庭で設定されている門限前には帰るようにしましょう。
主体性を持ち、自ら考えて行動すること
ホームステイ先では決してお客様ではありません。
何か指示されて動くのではなく、自ら考えて行動することが重要です。
受動的では決して成長しません。自分から行動して新しい発見や学びがあります。
ホームステイに関するよくある疑問(食事・移動手段・ネット環境)
ホームステイについて分からないことだらけの人も多くいると思います。
ここでは、留学生の多くが疑問に思うことについて紹介します。
Q 食事はどのくらいの頻度でどのようなものが提供されますか?
フィジーでのホームステイ中、平日は朝・夕食の二食、休日は朝・昼・夕食の三食用意されます。
イスラム教徒の家庭の場合、ラマダン(断食)の時期にホストファミリーが日中一切飲食しないことがありますが、留学生に対しては必ず食事は用意されます。
用意される食事の内容に関してはホストファミリーがフィジー系もしくはインド系であるかによって大きく異なります。
フィジー系
✳︎炭水化物が中心の料理
・キャッサバやタロイモなどのイモ類が主食
・主食に加えてお肉や魚、スープが出ることが多い
・主な食事制限はなく、日本人にとってもクセのない食事が多い
栄養のバランスが崩れないように果物や野菜を市場で買って追加で食べることをオススメします。
インド系
✳︎食事は基本的に三食カレー
・毎日違う種類のカレー(豆・野菜・魚)が出てくることが多い
・スープ状のものや具が盛りだくさんなものなど具や食材は多種多様
・ヒンドゥー教やイスラム教によって食事の内容が異なる
ヒンドゥー教
・牛・豚肉食べない
・魚を食べない家庭もある
イスラム教
・豚肉を食べない
Q プライベートの空間はありますか?
必ず一人部屋(ベッドと勉強机付き)が与えられるので勉強をする時や寝る時のプライベートの時間と空間は確保されています。こまめに自分で部屋を掃除し、常に綺麗な状態を保ちましょう。
Q 学校への移動手段を教えてください
家から学校の距離にもよりますが、徒歩やバスが基本です。長くても40分前後で通学できるようになっています。学校初日の登下校に関してはホストファミリーが送り迎えをしてくれます。
Q 家のネット環境はどうですか?
Wifiが通っていない家庭が基本です。そのため、必要な場合はインターネット契約などを事前に個人で行う必要があります。(SIMを購入して使う人が多いです。)もしパソコンを使用したい場合は、街の中にあるインターネットカフェを利用してください。携帯電話には関しては現地で安価なものを購入+日本の携帯の契約を変更して持ってくる学生が多く、Wifiがなくても使用をできるようにすることをオススメします。
Q フィジーでホームステイするにあたって知っておくべきことはありますか?
フィジーの家庭は日本と違ってエアコンがある家が稀です。扇風機もない家もあるので、暑い時期に行くときは対策が必要です。また、停電や断水が多く、日本のように湯船につかる機会はありません。フィジーでは水道代や電気代が高いため、水の使いっぱなしをしないように注意しましょう。(詳しい水回り事情はこちら)
まとめ:フィジーで高校留学ならホームステイ!
高校留学でのホームステイ滞在は、留学生にとって忘れられない思い出となります。
家族の一員としてフィジーの生活を理解し、馴染む努力をし続けてください。
最初は不安でも、「楽しい、ここにずっといたい!」と思える時が必ず訪れます。
ホームステイを精一杯楽しみ、大きく成長した姿で日本に帰国しましょう!
フィジー中学・高校留学ガイドを参考に作成
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