2022/06/04
中学卒業後に留学はアリ?必要な費用からメリット・デメリットまで解説!
「中学卒業後の留学のメリット・デメリットは?」
「高校留学に実際にかかる費用はどのくらい?」
このように、中学卒業後の留学について悩む学生や保護者の方は多いのではないでしょうか?
中学卒業後の留学を検討しているなら、まずは高校留学について詳しく知る必要があります。
「高校留学」と聞くとキラキラしたイメージを持つかもしれませんが、実際に高校留学をするには、費用や現地での生活面で大変なことがほとんどです。
また、「なんとなく将来役立ちそうだから」と、留学の目的がはっきりしないまま渡航してしまうのも良くありません。
しかし、目的をもった高校留学は、人生を変える大きな転機になります。
海外留学という進路について、中学卒業後の留学の種類や国ごとの費用を、詳しくみながら考えていきましょう。
目次
中学卒業後に行ける留学の種類
中学卒業後の留学には「短期留学」「正規留学」の2種類があります。
それぞれ、下記のような目的で渡航する人が多いです。
短期留学 | まず海外を経験してみたい人 |
正規留学 | 海外の学校を卒業したい人 |
目的や費用によって選ぶべき種類は変わりますが、どちらもメリットデメリットがあります。
それぞれの特徴を、詳しくみていきましょう。
短期留学(体験留学)
短期留学は、1週間〜6ヶ月ほど海外の学校に通います。
下記のような方が、短期留学を利用することが多いです。
・費用を抑えて海外体験をしたい
・長期留学の前に現地の雰囲気を知りたい
正規留学の前に海外の雰囲気を知りたい方は、長期休暇を使って現地で暮らすこともできます。
海外の文化に触れて、現地の雰囲気を知るには十分な時間といえるでしょう。
実際、海外経験がない方が最初から長期の正規留学をしてしまい、国が合わなかったということも少なくありません。
短期留学は費用を抑えつつ海外生活を楽しむことができるので、夏休みなどにボランティアに参加して渡航するのもよいでしょう。
正規留学
正規留学は、「3〜4年間」で卒業を目的として現地の学校に通います。
・現地の学生と同じ学校に通う
・公立、私立で費用やシステムが異なる
このように、現地の学生と全く同じ環境で過ごすことになるので、 英語力はもちろん、コミュニケーション力の向上がに大きく期待できます。
卒業後は、海外大学か日本の大学に進学するパターンが多いです。
ホームステイやボーディングスクール(寮制学校)など、滞在方法も国によって異なります。
中学卒業後の留学を決断する時に考えるべきこと
中学卒業後の留学で大切なことが、「目的」を持って渡航することです。
・なんとなく海外に憧れがある
・英語力がついて将来役に立ちそう
このように、漠然とした理由で中学卒業後に留学をしてしまうと、せっかくの海外留学が将来に生かしきれません。
また、英語力不足や現地での人間関係で、理想の留学生活とのギャップを感じることもあるでしょう。
大変なことが多い留学生活ですが、明確な目的があればそのゴールに向かって努力できます。
中学卒業後の留学を決める前に、まず考えるべき内容をみていきましょう。
なぜ留学に行くのか?
まず、なぜ留学に行くのかをはっきり決めておきましょう。
理由は、なぜ中学卒業後に留学したいのかがあいまいだと、渡航後の進路選択が難しくなるからです。
たとえば、「海外で暮らしてみたい」という気持ちならば、正規留学をせずに短期留学でその夢を叶えられるかもしれません。
なぜ留学をしたいのかを深く考えて、自分にあった留学プランを選ぶようにしましょう。
留学をして実現したいことは?
高校留学をして叶えたいことはなにか、考えてみましょう。
たとえば、下記のような夢を持って留学する学生もいます。
・アメリカの大学に進学したい
・海外で得意なスポーツに挑戦したい
・将来、グローバルに働きたい
具体的な夢があると、留学先で自分が何を頑張れば良いかわかります。
中学卒業後の留学が、自分が将来実現したいことにつながるかどうかを考えてみましょう。
高校留学にかかる費用
高校留学の費用は、1年間でおよそ「158〜720万円」です。
国ごとだけでなく、学費や物価によっても費用が大きく変わります。
「学費は安かったけど、現地の物価が高すぎて生活が苦しい」なんてこともあるでしょう。
よって、初期費用だけで留学先を決めずに、現地の生活でどのくらいお金がかかるかも調べておくことが大切です。
中学卒業後の留学に人気の国の費用を、詳しくみていきましょう。
フィジー
1年間の留学費用 | 158万円 |
授業料 | 80万円 |
滞在費 | 60万円 |
生活費 | 18万円 |
フィジーは南国のリゾート地として有名な国で、1年中温暖な気候です。
発展途上国なので日本のような便利な生活はできませんが、美しい海と自然に囲まれています。
物価も安く格安で留学できるので、費用を抑えつつ海外経験をしたい英語初心者におすすめです。
アメリカ
1年間の留学費用 | 390~710万円 |
授業料 | 90〜250万円 |
滞在費 | 180〜240万円 |
生活費 | 120〜220万円 |
留学といえばアメリカをイメージすると思いますが、他国と比べて費用は高いです。
公立高校に進学するのが難しいく、ほとんどの留学生が私立高校に行きます。
アメリカといっても広いので、地域によっては治安の心配も必要になるでしょう。
オーストラリア
1年間の留学費用 | 310~550万円 |
授業料 | 100〜180万円 |
滞在費 | 90〜130万円 |
生活費 | 120〜240万円 |
オーストラリアは都会と自然のバランスが良く、農業が盛んな国です。
おしゃれなカフェなども多いですが、物価が高いので生活費が多くかかるでしょう。
イギリス
1年間の留学費用 | 390~720万円 |
授業料 | 180〜300万円 |
滞在費 | 90〜200万円 |
生活費 | 120〜220万円 |
アメリカと同様、公立高校への進学が難しく、私立のボーディングスクール(寮制学校)にいく留学生がほとんどです。
よって、費用は高くなりますが、世界でトップクラスの授業が受けられます。
イギリス英語に触れながら、ワンランク上の学力をつけたい人に向いているでしょう。
中学卒業後に海外へ留学するメリット
中学卒業後に海外へ留学するメリットは、10代のうちに世界レベルの視点で物事を見れるようになることです。
固定概念がない10代のうちに海外に行くことで、日本だけでは得られない経験をたくさん吸収して成長できます。
それぞれのメリットを詳しくみていきましょう。
英語力が飛躍的に伸びる
留学先では、日本の英語教育では体験できない、本場ネイティブの英語に毎日触れます。
特にスピーキング力は生活をする上で欠かせません。
よって、 日本で生活するよりも何倍も早く英語力が伸びるでしょう。
海外の文化に若いうちから触れられる
海外と日本の文化の違いは、現地で経験しないと理解するのが難しいです。
たとえば、日本は周りの人に合わせる文化が強いですが、海外だと個性を尊重する傾向があります。
知識として理解するだけでなく、さまざまな価値観の人とコミュニケーションが取れる力がつくでしょう。
日本の高校とは違った経験ができる
海外の高校は、日本よりも主体性を大切にしていて、授業中の発言量が多いです。
日本のようにテキストだけで授業を進めるのではなく、ディスカッションなどで自分の意見を発表する機会もよくあります。
よって、 日本人が苦手とする「自分の意見を言う力」が身につくでしょう。
人生の視野が広がる
日本は島国で海外の人と触れ合う機会が少ないですが、留学先でさまざまな人の人生の過ごし方を見ると、視野が広がります。
たとえば、海外では大学を卒業してすぐに就職という流れは絶対ではなく、留学や旅行などをして自分のやりたいことを優先します。
よって、 日本にいたときには思いつかなかったような人生の道も、考えるようになるでしょう。
中学卒業後に海外へ留学するデメリット
中学卒業後に海外留学するデメリットは、下記の通りです。
・費用が高い
・家族と離れる
・言語と文化の壁
特に、 海外留学の大きな壁である「費用の高さ」は留学先や学費を抑える必要があります。
また、現地で1人で暮らすための強い精神力も欠かせません。
それぞれのデメリットを、詳しくみていきましょう。
費用が多くかかる
学生のうちの留学は、特に「学費」が高くなります。
公立学校への進学が難しい国もあるので、私立高校の場合は費用もさらに高くなるでしょう。
また、保護者のサポートが必須になるので、親子間の話し合いも重要になります。
身近な人と離れ離れになる
10代で家族と離れて暮らすのは、精神的につらいです。
現地でトラブルがあっても、まずは自分で対処しなければいけません。
よって、心を強く持って海外留学を決断する必要があります。
最初は言語・文化の壁が大きい
言語も文化も違う国で暮らすと、相手との意思疎通が難しいです。
自分にとっては当たり前でも、相手にとっては失礼だと思われることもあり、人間関係がうまくいかないこともあるでしょう。
初めはわからなくて当たり前なので、あきらめずに言語や文化を理解できるようにしましょう。
高校からの留学ならフィジーへ
フィジーは、他国と比べて圧倒的に安く高校留学ができます。
大きな理由は、下記の2つです。
・格安で高校留学ができる
・治安に心配がない
人とのつながりを大切にする国で、「世界1幸福な国」ともいわれています。
フレンドリーなフィジー人があたたかく迎え入れてくれるので、英語初心者にも人気の留学先です。
欧米と比べて留学費用が格安
フィジー留学の費用は、1年間で「約158万円」です。
アメリカと比べると「約3分の1」の費用で留学できます。
現地の物価も安いので、渡航後の生活費も抑えられるでしょう。
※参考記事:海外の高校に行くには?今からできること3つと渡航までの流れ!
※参考記事:【比較】高校留学の費用を国ごとに紹介!安い3カ国も厳選
治安に心配がない
フィジーで起きる犯罪のほとんどはスリなどの軽犯罪で、アメリカのような重犯罪は非常に少ないです。
もちろん、日本と比べると治安が悪いと感じるかもしれませんが、世界の中では治安は良い方です。
まとめ:中学卒業後の留学は人生の転機になる
中学卒業後の留学は、これからの人生を大きく変える経験になります。
10代で海外に行くことは不安も大きいかもしれませんが、人生を通してもかけがえのない留学生活が送れるでしょう。
中学卒業後の留学を考えている方は、まずは自分にあった留学先やプランを見極めることが大切です。
ぜひ、弊社のフィジー留学も参考にしてみてください。
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