2022/09/22
【海外の高校へ!】留学制度まるわかりガイド
このように悩む、高校受験を控える中学生、もしくは高校生の方は多いのではないでしょうか?
高校留学には、いくつか留学制度の選択肢がありますが、目的によって選ぶべき国や渡航手段が変わってきます。
「中学卒業後に海外の高校に入学すること」=「高校留学」と思う人は多いですが、実際は高校在学中に海外の高校に編入することも可能です。
期間も「1週間〜3年」と、利用する留学制度によって幅広く、高校生が留学する手段は1つだけではありません。
しかし、日本の高校に普通に通う学生がいる中で、「自分だけ海外留学するのは不安」と思う学生も多いでしょう。
この記事では、日本の高校に通いながら海外留学するときの制度について、わかりやすく解説していきます。
高校生の留学制度と渡航先としておすすめの国について、詳しくみていきましょう。
目次
高校生が利用できる留学制度について
高校生が利用できる留学制度には、主に下記の4つがあります。
- 春・夏休みを利用した短期留学
- 交換留学
- 休学留学
- 卒業留学
留学手段によって、日本で在籍する高校の単位の扱い方も変わります。
たとえば、海外で受けた授業を単位としてカウントしない留学制度は、高校卒業の時期が同級生よりも遅くなります。
自分の好きな分野である「スポーツ、音楽、美術」など、専門的な内容を学べる高校を選ぶ学生も少なくありません。
よって、どの留学制度が自分にとってベストか、事前に調べておくようにしましょう。
それぞれの留学制度の特徴を、詳しくみていきましょう。
春・夏休みを利用した短期留学
春・夏休みを利用した短期留学は、いきなり長期留学に不安がある学生におすすめです。
- 期間:1週間~1ヶ月
- 方法:語学留学、サマーキャンプ
留学制度の中では最も難易度が低く、英語力や海外生活に不慣れな高校生でもチャレンジできるでしょう。
また、サマーキャンプでは、「海外の学生との交流」「自然でのアクティビティ」など、語学勉強以外の体験もできます。
※参考:高校生が夏休み・冬休みを利用して留学する際の費用を国ごとにご紹介
交換留学
交換留学とは、日本の学校と提携している海外の高校に一定期間行く留学制度です。
- 期間:数ヶ月〜1年
- 方法:プログラムで現地高校へ留学(日本の高校卒業を前提)
交換留学は、AFS日本協会、日本国際生活体験協会(EIL)、日本国際交流振興会(JFIE)などの、国際交流団体が主催するプログラムの1つです。
団体が主催する留学制度のため、滞在費や授業料が免除になることも多いです。
また、海外留学期間も高校在籍期間として認められるため、卒業の時期が遅れる心配もありません。
しかし、高校の代表として留学するため、ほかの学生よりも「英語力」「高い成績」が求められ難易度は上がるでしょう。
休学留学
休学留学は、日本の高校を一定期間休学して、海外の高校に行く留学制度です。
- 期間:1年〜
- 方法:自分で現地高校へ留学(日本の高校卒業を前提)
休学留学では、海外の高校で受けた授業は単位として数えられないため、日本帰国後に休学期間分の単位を取り直す必要があります。
よって、高校卒業の時期が同年齢より遅くなることは避けられません。
しかし、「在学留学」と呼ばれる制度では、海外高校での授業を単位として数えるため、帰国後も同学年と同じタイミングで卒業することができます。
卒業留学
海外の高校での卒業を目的とする「卒業留学」は、海外大学進学や将来グローバルに活躍したい学生におすすめの留学制度です。
- 期間:3年間(※学校、単位により異なる)
- 方法:海外高校へ入学〜卒業
卒業留学では、現地の学生と同じように、英語で高校の入学試験を受けます。
「平均以上の学業成績」「英検3級レベルの英語力」が、入学条件であることが少なくありません。
日本の高校を辞めるという選択肢は勇気がいりますが、長期の高校留学で「英語力」「物事の考え方」など、周りの日本人と大きな差がつくでしょう。
留学をするのに必要なこと
海外の高校に留学するために必要なことは、下記の3つです。
- 自分で目的・目標を立てる
- 親と学校からの協力体制
- 1年以上前からの情報収集
10代のうちに1人で海外に行くには、強い自立心が必要です。
たとえば、「親に言われたから」と他責の考えをしてしまう高校生は、高校留学を成功させることは難しいでしょう。
高校留学をするために早めに準備しておくべきことを、詳しくみていきましょう。
自分で目的・目標をしっかりと立てる
高校留学する目的・目標を、自分の意思でしっかり立てておきましょう。
たとえば、「海外で生活してみたい」という理由だけで留学すると、日々の生活に満足してしまい、ただ海外で過ごすだけの生活になってしまいます。
- どうして留学をするのか?
- 留学で何を学びたいのか?
- 留学後、何がしたいのか?
このような質問を自分に問いかけて、留学する目的を明確にしておきましょう。
親と学校側の理解、バックアップ
留学前に、学校・保護者からのサポートが万全である状態にしておきましょう。
- 帰国後の進路・単位の扱いを学校に相談
- 親からの留学中の生活費サポート
- トラブル時の連絡先・対処法
このように、高校留学では本人のやる気だけでなく、周りの人の留学への協力が必要になります。
たとえば、「海外生活という慣れない環境で体調を崩してしまったらどうサポートするか」などを、保護者と話し合っておくのも良いでしょう。
1年以上前からの情報収集
海外の高校に通う場合、入学時期を早めに確認しておく必要があります。
たとえば、下記のような流れで高校留学の準備ができます。
1年前 | 留学会社に相談、説明会参加 |
10ヶ月前 | 国・学校を決定 |
8ヶ月前 | 出願、試験 |
5ヶ月前 | VISA申請、渡航手続き |
1ヶ月前 | 滞在先決定 |
また、短期留学の場合は手続き関係が少なくなるので、6ヶ月前からでも問題ないことが多いです。
高校留学のタイミングを逃さないよう、早めに海外高校のリサーチを進めておきましょう。
高校留学ができる国はどこ?
高校留学ができるオススメの国は、下記の5ヶ国です。
- アメリカ
- イギリス
- カナダ
- オーストラリア
- フィジー
国によって雰囲気が異なるので、自分に合った国を見つけてみましょう。
たとえば、「自然が好き」「都会のオシャレな雰囲気が好き」など、人それぞれ理想の留学スタイルは変わります。
また、高校留学は費用も高いので、予算に合わせて国を選ぶことも大切です。
国ごとの高校留学費用と特徴を、それぞれみていきましょう。
英語圏はアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアが主流
英語を母国語とする国で、高校留学にオススメの国の費用と特徴は、下記の通りです。
1年間:200〜600万円
- 学校の選択肢が圧倒的に多い
- 多民国文化であらゆる文化を学べる
- 世界各国からの留学生と交流できる
1年間:150〜600万円
- ビジネスで使いやすいイギリス英語が学べる
- ヨーロッパ諸国が近くて旅行が楽しめる
- 親日のイギリス人が多く温かく受け入れてもらえる
1年間:150〜500万円
- 移民国家で多様性を受け入れる文化
- アジア食が多く生活しやすい
- 英語のアクセントが少ない
1年間:200〜450万円
- 海に囲まれていてマリンアクティビティが豊富
- カフェ文化が盛んで街がオシャレ
- 農業が盛んで自然や動物に触れられる
※参考:【比較】高校留学の費用を国ごとに紹介!安い3カ国も厳選
費用を抑えたいならフィジー
格安で高校留学できる国として有名なのが 「フィジー」です。
南太平洋にある南国のリゾート地として知られていますが、実は高校留学先としてもオススメです。
留学費用は、1年間で約「150万円」と、 アメリカの約3分の1ほどの費用で留学ができます。
- 国民がフレンドリーで英語を話す機会が多い
- 美しい海に囲まれている
- 他の国に比べて治安が良い
フィジーの1番のメリットは、 「みんながフレンドリーだから安心して英語を話せる」ことです。
しかし、世界1幸せな国と呼ばれるフィジーでは、英語力や出身国関係なくみんなが楽しく話をしています。
人見知りに悩んでいた学生でも、気づいたら現地の人と楽しく英語を話せていたそうです。
実際、弊社のフィジー留学では、現地の高校を卒業して帰国子女枠で日本の大学に合格した生徒も多くいます。
これから高校留学を考えている学生・保護者の方は、選択肢の1つとして「フィジー留学」も参考にしてみてください。
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