2022/07/04

中学生・高校生の「学校に行きたくない」理由と対処法

理由はよくわからないけど、学校に行きたくない

頑張らなきゃいけないのはわかってるけど、学校に行くのが辛い

このように、学校に行きたくないけれど、対処法がわからずに悩む中学生・高校生やその保護者の方は多いのではないでしょうか?

結論、学校に行きたくないと思ったら、はっきりとした理由がわからなくても無理をして学校に行くことはやめましょう。

理由は、学校に行きたくないという気持ちを放置して登校を続けると、精神的に追い込まれて不登校になる可能性があるからです。

たとえば、学校に行きたくない本人も明確な理由がわからない場合、周りの人に相談できずに1人で無理をしているケースは多いです。

しかし、原因がわからないまま学校に行くのをやめてしまったら、その後の進路はどうなってしまうのかと不安もあるかもしれません。

今回は、学校に行きたくない一般的な理由と、無理なく学校に行くための対処法を紹介していきます。

学校に行きたくない一般的な理由

学校に行きたくない理由は人によって違いますが、一般的な理由は下記の3つです。

・人間関係が良くない
・勉強についていけない
・学校の環境が合わない

特に人間関係は、小さな悩みだと自分で思っていても、実はストレスを抱えていることが多いです。

また、 10代は精神的にまだ安定しておらず、周りの人間や環境に影響を受けやすい時期でもあります。

それぞれの悩みについて、詳しくみていきましょう。

 

人間関係

学校では、クラスや部活動などでさまざまな人との関わりがあるので、友人関係でトラブルになり学校に行きたくないケースは多いです。

学校で1人になる時間はほぼないので、心を落ち着かせる時間も与えられず1日中ストレスを感じることになります。

生徒同士のトラブルは本人から相談するのも難しいので、周りの大人が声をかけない限り解決するのが難しいでしょう。

 

勉強についていけない

真面目で頑張り屋な性格の人は、勉強についていけないことにストレスを感じやすいです。

特に、受験などこれからの進路に不安を感じていて、自分の学力の低さを責めてしまってる場合が多いでしょう。

たとえば、テストの点数などで一喜一憂して精神的に疲れてしまうこともあります。

 

環境に馴染めない

学校に行きたくない理由には、「なんとなく学校の雰囲気が好きじゃない」ということもあります。

学校では強制的に集団行動を求められるので、1人行動が好きな性格の場合など、人によって合わない人がいるのは当たり前です。

「周りの人は普通に学校に行けているのに、私が甘えているだけ」と自分を責めてしまうことが多いです。

 

本人にできること

学校に行きたくないなと思ったら、まずは無理をせずに休んでから信頼できる周りの人に相談しましょう。

今は少し頑張れば学校に行ける状態でも、ちょっとしたモヤモヤを放置しておくと、知らないうちにストレスが溜まってさらに状況は辛くなります。

もし家族や先生に相談しにくい場合は、公共のサポートを利用することもできます。

学校に行きたくない時に、自分で対処できることを詳しくみていきましょう。

 

家族など相談できる人を見つける

自分1人で悩みを抱え込まずに、自分が1番相談しやすいと思う人に気持ちを伝えてみましょう。

たとえば、家族や先生以外にも下記のような方法があります。

・チャイルドライン
・教育相談センター
・子どもの人権110番

1度相談しただけですぐに悩みを解決するのは難しいかもしれませんが、安心して話せる相手がいると、自分の気持ちの整理ができてストレスを減らすことができます。

 

一時的に休む

まずは、学校に行きたくない理由など、自分の気持ちと向き合う時間を作りましょう。

学校に行かなきゃと焦る気持ちがあると思いますが、無理をして登校を続けるだけでは学校生活はさらに辛いものになってしまいます。

必要な場合は学校を休んで、まずは自分の気持ちを第一に行動してください。

 

今の学校以外にも自分の居場所は見つけられる

今通っている学校だけが自分の居場所ではありません。

たとえば、下記のような選択肢があります。

・通信制高校に転校する
・海外留学で現地の学校に通う
・高卒認定試験を取る

「絶対に学校に行かなければ行けない」と思っている人も多いですが、今の悩みと将来どうしたいかを考えた上で、今の学校に行かないという道も選ぶこともあります。

無理をして学校に行って精神的に疲れ果ててしまう前に、今の学校以外の選択肢も考えてみましょう。

※参考:人生つまらない・疲れた高校生へ。海外留学で人生の価値観は変わる!

 

親、保護者にできること

自分の子供が学校に行きたくないと悩んでいる場合、保護者の方はとにかく子供の味方になってあげてください。

学校に行きたくない理由が本人にもわからないことはあるので、まずは本人にじっくり考える時間を与えてあげましょう。

早く学校に行かせなきゃと焦る気持ちもあると思いますが、本人が安心して学校に行けるようにサポートしてあげることが何よりも大切です。

実際に保護者の方が気をつけるべきことを解説していきます。

 

子供の気持ちに寄り添い、向き合う

保護者の方は、本人の気持ちを「聞く」ことに徹しましょう。

親の方が焦ってしまい「学校に行きなさい」「理由もないのに甘えてるだけ」と声をかけてしまうと、子供の自律的な考えがなくなり学校に復帰するのが難しくなります。

本人のペースを最優先して、必要なときに声をかけてあげることが大切です。

※参考:【親向け】不登校から“学校に行くきっかけ”を作る4つの順序を解説

 

専門家に頼る

学校に行きたくない子供を助けてあげるために、学校や公共機関とのつながりを作りましょう。

たとえば、下記のような相談先があります。

・学校の先生
・スクールカウンセラー
・子育て相談窓口

特に、 カウンセラーは10代の悩みや学校トラブルに詳しい専門家なので、状況をまずは聞いてもらうのもよいでしょう

 

一緒に解決策を探す

子供が気持ちを話してくれるようになったら、これからどうしたいか希望を聞いてみましょう。

進学や就職について必要な情報を調べて伝えてあげると、子供も自分のことを考えてくれていることがわかり安心します。

選択を急がせるのではなく、学校以外の選択肢を見せることで精神的に子供の気持ちも楽になるでしょう。

 

親子でできること

学校に行きたくない気持ちを克服するには、親子で協力しあうことが大切です。

・学校に行かなかった人の価値観に触れる
・今ある環境が全てだと思わない
・状況は変えられることを忘れない

このように、今いる状況に落ち込むのではなく、これからできることを前向きに考えてみましょう。

親子で相談しあえる間柄であれば、これからの選択肢について考えることができます。

学校に行きたくない悩みを解決するために、親子でできることをみていきましょう。

 

学校に行かなかった人の価値観に触れる

世の中には、学校に行かなくてもいま普通に生活してる人がたくさんいます。

たとえば、インターネットで「不登校 芸能人 インタビュー」「不登校 有名人 本」などで検索することができます。

実際に不登校を経験した人がどのように乗り越えたか知ることで、これからの選択肢が増えるでしょう。

 

今ある環境が全てだと思わない

人間誰でも辛い状況におかれると、気づかないうちに視野が狭くなってしまいます。

たとえば、「学校に行く」という1本の道しか見えなくなってしまい、それ以外は許されないと思い込んでしまいがちです。

しかし、実際は解決の道はたくさんあり、どれが良いかは人それぞれ違います。

よって、視野を広げるために、親子間以外の意見も聞くようにしましょう。

※参考:不登校からの留学。費用を国ごとに解説!

 

状況は必ず変えられることを忘れない

今は学校に行きたくないと辛い時期を過ごしていても、必ず状況はよくなります。

学校に絶対に行かなきゃ行けないという気持ちを忘れて、休みをとって自分の気持ちをじっくり聞いてあげてください。

また、このまま今の学校に行くことに不安を感じている人は、海外進学という選択も良いかもしれません。

弊社のフィジー留学では、学校に行きたくない学生が実際に利用しており、今は現地で楽しく学生生活を送っています。

今の学校生活を変えたいと思っている方は、ぜひ検討してみてください。

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