2011/06/01
バプロ生から日本の被災地の子どもへの手紙★
バプロでは、東日本大地震により被災した子ども達を励ますために、手紙を書くことになりました。
これは、岩手県大船渡市の学校でALTとして働くイギリス国籍の方の個人的活動で、
世界各国の子どものメッセージを集め、 同市内の小中高6~7校で配布するという慈善活動に、
校長先生が賛同の意を表し、バプロも参画することになったものです。
そのバプロ生が書いたメッセージが、どれを見てもあまりに懇切丁寧で、
思いやりと愛にあふれたものになっているので、見た瞬間、鳥肌が立ってしまうほどです。
フィジーの国民性、文化、彼らの隠れた能力が表現されていると言って過言ではないでしょう。
一見は百聞に如かず、入手できた素敵なメッセージを、以下、ご紹介させていただきます。
というのは、また息を吹き返して芽を出せるのだから。
希望があるよ。過去のせいであなたの未来が縛られないでね。
「意思あれば道あり」という言葉があります。
私達は、巨大地震と津波の被害で日本が大きな問題に直面していると聞いており、
たくさんの人々が多くのものを失いながらも、復興に向けて動き出していると理解しています。
あなたに勇気を与えようとするもの全て、あなたのそばにあります。
すでに起きてしまったことは忘れましょう。
先に挙げた「意思あれば道あり」の気持ちで、前に進んでみましょう。
私達は、ずっとあなたのことを覚えています。
フィジーの生徒から愛をこめて。
特に、バプロの生徒より愛をこめて。
神さまはあなたを救うために手を差し伸べてくれる。
それは、決して遅すぎるということはない。
愛を信じて。
愛は力を与えてくれる。
すべての日本の家族の方へ
深い傷をもってあなたの生活を悲しみに埋め尽くした出来事に
心からあなた方のことをお祈りしています。
一日一日が新しい始まりのようにずっと生き続けてください。
愛する人の記憶を抱いて、どうか彼らのことを心配しないで。
彼らは今天使となって、あなたが心の中で自分たちへの愛を
もって生き続けてくれることを知っているから。
平和と愛の心で彼らの御霊が癒されますように・・・
そして、彼らが天使となってあなたを見守ってくれていることを
忘れないでいてね。
また日は昇る。神さまが日本を愛してくれているよ。
すべてが今はもう落ち着いていることを願っています。
どんなことが起こっても、あなたのことをただ勇気付けたいです。
誰かがどこかであなたのことを思っていることを忘れないでね。
自分ひとりで理解しようとしないで、神さまに任せてね。
神さまがすべてを解決してくださるから。
希望を捨てないでね。
多くのものが、私たちの生活に入って来ては消えて行きます。
でも、いつでも自分の中に信じることを忘れず持っていてね。
どんなに海が荒れている日でも、
人生という航海の最中は勇気をもって前に進んで行ってね。
自分らしくいてね。
そのためには勉強もして試験も受かって、自分の義務を果たす資格を得られるようにしてね。
みんなそれぞれに、神さまの祝福がありますように・・・
あなたが通ってきた悲しみを思い、あなたのために祈っています。
あなたが通ってきた悲しみを思い、あなたのために祈っています。
日本のお友達へ
あなたのことを思ってお祈りしています。
また日本から日が昇りますように・・・
神さまの祝福がありますように・・
以上、全てのメッセージをご紹介できないことが残念ですが、
少しでも、皆さんにもバプロ生の素敵な思いやりの気持ちが伝われば幸甚です。
遠く離れていても、愛は届けられる、
遠く離れていても、愛を示すにはどうすればよいのか
様々なことを教えられたような、そんな気がします。
今、このブログを読んでくださっている方、
今、この時この時をそれぞれの持ち場で一生懸命生きておられる全ての方に
あたたかい気持ちが注がれていますように・・・
edited by Wakana
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