2022/07/16
高校受験にやる気がでない原因と対処法。子どもと親ができること
このように悩む、高校受験を控えた子どもをもつ保護者の方は多いのではないでしょうか?
高校受験を控える中学生は、勉強しなきゃいけないというプレッシャーと日々戦っています。
本人がストレスを感じやすい時期のため、 保護者の方が良かれと思ってしたアドバイスも、本人にとって負担になってしまうことも少なくありません。
よって、保護者の方は子どもの高校受験に対して、 「なぜやる気が出ないのか」「やる気を出してもらう方法」を知ることが大切です。
中学生が高校受験でやる気が出ないときの原因と解決策を、詳しくみていきましょう。
目次
高校受験のやる気が出ない理由
高校受験のやる気が出ない場合、大きな2つの原因が「勉強」と「モチベーション」です。
たとえば「勉強」が苦手な子どもは、受験に対するモチベーションがあっても、勉強が難しいせいで挫折してしまいます。
一方で、そもそも高校に行きたい気持ちがない子どもの場合は、モチベーションを出すために、受験の理由をはっきりさせることが大切です。
高校受験のやる気が出ない理由を、詳しくみていきましょう。
勉強が苦手
テストの点数が取れなかった経験などから、勉強への苦手意識が強くなり、やる気が出ない学生は多いです。
高校受験に対しても合格する自信が少ないので、「勉強してもどうせできないだろう」とネガティブな気持ちになってしまうことも多いでしょう。
しかし、誰にでも得意不得意はありますので、勉強が苦手と感じることは何も問題ありません。
勉強の仕方が分からない
志望校がはっきり決まっていて勉強意欲がある場合でも、勉強の仕方が分からないとやる気が出ません。
たとえば暗記をする場合は、「問題を解く→答えを見る」の繰り返しで記憶が定着しますが、それを知らずに「ひたすら教科書をノートに書き写す」勉強をしてしまうなどです。
中学生が自分に合った勉強法を1人で見つけるのは難しいため、塾・学校などで先生の力を借りましょう。
生活習慣が乱れている
勉強のやる気が出ない原因として、夜更かしやスマホの使い過ぎによる生活習慣の乱れがあります。
睡眠時間が短くなると、学校での高校受験のための授業も頭に入りません。
1日に脳が集中できる時間は限られており、勉強以外のことに時間を使ってしまうと集中力が続かなくなるので注意しましょう。
高校進学に興味を持てない
勉強のやる気が出ない学生の中には、高校に行きたい気持ちが薄く、勉強をするモチベーションがない場合があります。
- 志望校に行く理由が特にない
- 偏差値だけで志望校を決めてしまった
このように、なんとなくの理由で志望校を決めてしまうのは、あまり良くありません。
高校進学に興味がない場合は、将来どうなりたいかをまず考えてから、進路に有利な高校を選んでみましょう。
受験生がやる気を出す方法
高校受験のやる気が出ない時に、本人ができることは下記の3つです。
- 本気で行きたい高校を探す
- 他の人の意見を聞く
- 自分の将来を考える
何か新しい行動をしない限り、勉強のやる気が出ないまま時間がすぎてしまいます。
まずは自分が始めやすいことからで良いので、将来について考えたり高校について調べるようにしましょう。
※参考記事:「不登校だけど勉強もしたくない」と悩む人の解決策。勉強が嫌いな人はどうする?
本気で進学したいと思える高校を探す
「ここに行きたい!」と強く思える高校が見つかれば、受験勉強へのやる気が一気に上がります。
・オープンスクールに行く
・資料を見て情報収集
このような方法で高校について調べていくと、それぞれの高校の強みや魅力的な部分が見えてきます。
自分が本気で行きたい高校が見つかれば、やる気が出ない悩みもなくなり勉強へのモチベーションも上がるでしょう。
志望校について他人の意見を聞いてみる
気になる高校があったら、実際に通ってる人の感想を聞いてみましょう。
・クラス名とに志望校を選んだ理由を聞く
・先生に過去に進学した先輩の話を聞く
このように、自分以外の人がどのように高校を選んだのかを知ることで、志望校選びの参考になります。
また、実際に通っている先輩の話を聞くことで、パンフレットでは分からない学校の雰囲気もイメージしやすくなるでしょう。
自分の将来について考えてみる
高校受験のやる気が出ないと思ったら、高校卒業後に何をしたいか考えてみましょう。
受験を目の前にすると 「高校に行く」ことが全てのように感じてしまい、自分が将来何をしたいかを考える余裕がなくなってしまいます。
しかし、高校受験は長い人生の中でみると、1つの分岐点でしかありません。
たとえば、海外や英語に興味がある学生は、下記のような選択もできます。
・交換留学に力を入れている高校を選ぶ
・中学卒業と同時に海外高校に進学する
自分が将来やりたいことを考えれば、自然と行きたい高校がみえてくるでしょう。
※参考記事:高校留学は大学受験に有利?卒業後の帰国者の進学について
親御さんが子供にやる気を出してもらう方法
高校受験に向けて頑張る子どものために、保護者の方ができることは「本人のサポート」です。
勉強を強制するのではなく、子どもの気持ちをじっくり聞いて選択肢を提案してあげると、本人も素直に受け入れることができます。
高校受験のやる気を出してもらうために、保護者の方ができることを詳しくみていきましょう。
子供の話を聞く
高校受験の勉強ができない場合、なぜやる気が出ないのか子供の話を優しく聞いてあげましょう。
中学生は人間関係・自分の考え方や体について悩みやすい時期なので、親が気づかないような悩みを持っていることもあります。
よって、 勉強のやる気が出ない子供に対して話を聞く前に叱ってしまうと、本人は気持ちを理解してくれないと感じ、さらに心を閉ざしてしまいます。
志望校を決めるサポート
数多くの高校から自分が本気で行きたい高校を見つけるのは、中学生にとって大変なことです。
親が子供に代わって、それぞれの高校の強みや卒業後の進路について調べてあげましょう。
最近は日本の高校ではなく、費用を抑えて留学できる国の高校に進学する学生も少なくありません。
弊社のフィジー留学でも、「将来英語を使いたい」「海外に興味がある」といった学生が高校留学をして、実際に現地の高校を卒業しています。
本人が将来どうなりたいか話を聞いた上で、いくつか選択肢を与えてあげると、子供も志望校を選びやすくなるでしょう。
※参考記事:【比較】高校留学の費用を国ごとに紹介!安い3カ国も厳選
受験勉強できる環境を用意してあげる
やる気が出ない子どものための勉強しやすい環境作りには、下記のような方法があります。
・家以外の勉強スペースを作る
・子供と一緒に親も勉強をする
塾・図書館などに行くと、無理矢理にでも勉強をする環境が作れます。
一方で、自宅や自分の部屋は、ベッド・食べ物など誘惑が多くあまり勉強に集中できません。
家で勉強する場合は、親が見本となって勉強をすることで、一緒に頑張ろうという気持ちが子供に伝わるでしょう。
やる気を維持する方法
やる気がない学生が高校受験に向けて勉強を習慣化させる方法は、下記の3つです。
- 勉強の環境作り
- 定期的に休む
- ご褒美を用意する
勉強だけに関わらず仕事や遊びでも、やる気が出ない時期があるのは当たり前です。
理由は、脳が休みなしで集中力を維持させるのは、難しいからです。
よって、やる気を無理に出すよりも「勉強を習慣として定着させること」で、受験勉強が楽になります。
高校受験に向けて勉強を習慣化させるための方法を、詳しくみていきましょう。
勉強の環境を整える
勉強のやる気が出ないときは、まず環境作りから始めましょう。
勉強するスペースを常に整理整頓しておくと、気持ちよく勉強がスタートできます。
また、物が多いほど集中力が切れやすいので、勉強する部屋がキレイであるとさらに良いです。
定期的に休憩を取る
「1日・週・1ヶ月」それぞれのスケジュールで、必ず休む時間を作りましょう。
たとえば1日でみると、「25分勉強→5分休憩」を繰り返すことで、集中力が長続きします。
また、休みなしで勉強を毎日続けると脳が疲れ切ってしまうので、週で休む日にちを決めておくのもおすすめです。
勉強をしない日は友達と遊びに行かせてあげるなど、子どもがストレス発散できるような日にしましょう。
ご褒美を用意する
高校受験が終わったら、本人が喜ぶご褒美をプレゼントしてあげるのも1つの手です。
「つらい時期を乗り越えれば楽しいことが待っている」と考えることで、本人もポジティブな気持ちになれてやる気がアップします。
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