2018/09/27
【Ba Pro】『私がフィジーに来て思うこと』
Bula!
フィジー高校留学・バプロカウンセラーのMihaです。
今日はフィジー高校留学中、Yr.11のタイガにブログを書いてもらいました。
フィジーに来て9か月、大変な時期もあったけれど、いろいろと努力を重ね、最近は学校の掃除活動を頑張っているTAIGAです。
これからも頑張りましょう!
==================================
私がフィジーに来てから、9か月が経とうとしています。
この9か月間暮らして、分かったことがあります。
それは、フィジーではとにかく暇だということです。なぜかと言うと、フィジーでは日本より遊ぶ場所が少ないからです。
例えば、日本ではディズニーランドやユニバーサルスタジオからRound1に至るまで、あらゆる娯楽がありますが、フィジーではそのような娯楽が一切ないからです。フィジーには、映画館、ビリヤード場、インターネットカフェぐらいしかありません。
平日は特に暇です。でも、だからこそ、学校が楽しくなること、そして、学校に来るといろんなフィジー人と話し、それがいつの間にか生活の一部になっていることに最近気が付きました。それが、フィジーに来てよかったことの一つだと私は思っています。
こんな心境になるまで、この9か月、いろんなことがありました。
このブログをきっかけに、これまでのことを振り返ってみます。
私は最初、皆と早く友達になりたいという焦りがあり、そのせいで逆にみんなから孤立してしまいました。
そして、自分に自信を持てなくなり、自暴自棄になり、ネガティブな精神状態に陥ってしまいました。
他人と関わることを避ける一方、自分の居場所が欲しくなり、悪い人からの誘いに乗った結果、学校の先生やホストファミリーにも迷惑をかけ、誰のことも信じることができなくなりました。
このころは、引きこもりのような生活でしたが、本当は友達が作りたかった。みんなが教室で友達と喋っていることがうらやましかった。休日に、友達と一緒に外出したかった。そういうことが普通にできるみんなが、心の底からうらやましく思っていました。
ある日突然、父の友人のフィジー人が学校にやってきました。父から私の話を聞き、心配して私を訪問してくれた彼は、私の話を聞いた後でこう言いました。
『君は、こういう状況になってしまったことを周りのせいだと思っている。でも、本当は、自分の悪かったところを認め、それを今からどう直していくかが勝負だ。それが、君の将来がどう変わっていくかに繋がるよ』
こう聞いた後で、自分の悪かったところを思い起こしました。学校に遅刻していたこと、授業を受けていなかったこと、授業中に寝ていたこと、そして、本来の留学の目的である英語の勉強が出来ていなかったこと。
こういう一つひとつのことに真剣に取り組み始め、時間通りに登校し、授業中に先生の話をしっかり聞くことから始めました。すると、周囲からの信頼を取り戻していき、自分の変化を評価してもらえるようになりました。
今は、ローカル学生とトラブルが起こっても、自分の忍耐強さで慎重に解決できるようにしたり、目標を決めて毎日勉強する習慣ができたり、卒業後の進路を考えられるようになったり、この学校生活が楽しく感じられるまでに成長することができたと自負しています。
さらに、「誰もやらないのならば自分がやろう」という思いで、今は自分がリーダーシップをとって、これまで参加していなかった学校の掃除活動を行っています。他の人に掃除の協力をお願いすることは簡単ではありませんが、誰かが来てくれたときには心の底から嬉しさが沸き上がります。
この場を借りて、掃除を手伝ってくれる人にお礼を伝えたいと思います。本当にありがとうございます。
フィジーに来てからの9か月で、私は、どんなことにも自分が原因にあること、原因を直すことが良い結果につながること、自分の考え方次第で、自分の未来を変えることができること、という最大の気づきを得ることができ、身をもってそれを学ぶことができました。
今回学んだことを胸に、残りのフィジー留学生活は、自分で決めたことをやりぬき、全うできるように、頑張っていきたいと思います。
この記事をシェア
この記事のあとによく読まれている記事
カテゴリー一覧
-
留学体験談
フィジー中学・高校留学中の学生たちが
学校生活・ホームステイ、留学生活での
「生の声」をお届けします。 -
留学コラム
SPFBのスタッフが英語学習や
大学進学などの
情報について発信します。 -
高校生ブログ
現地のカウンセラーによる、学生たちの
留学レポート内容をお届けします。