2018/03/09

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Bula Vinaka~

フィジー高校留学カウンセラーのAyumiです。

私事となりますが、4月より東京オフィスにて勤務させていただくこととなりました。

引き続きフィジー留学に携わらせていただきますが、毎日学生の皆さんと会える生活は

今週が最後となりましたので、ご挨拶もかねてブログを担当させていただきます。

最後のブログに何を書こうか、1週間ほどずっと迷っていました。

その結果、かっこいいことは言えないけれど、私がこの2年半のフィジー滞在で

学んだことを中心に書きたいと思います。

フィジーは、皆さんご存知の通り発展途上国です。

この2年半で著しく発展をしているものの、まだまだ「便利さ」「娯楽」という面では

「ほとんどなにもない」といえる状況です。

でもその中で私は、これからの人生を豊かに生きていくために、とっても大切なことを

見つけたように思います。

それは例えば、学生が笑顔を見せてくれるだけでこんなにも自分が幸せな気分になれるということ

その笑顔はたくさんの葛藤と悩みの上に咲いているということ

そして毎日見ていると気づかないけれど、ふとした時に大きく成長してきている証を見せてくれること。

こういった皆さんとの関係の中で得た学びに加えて、フィジーという土地が与えてくれた

「大切なこと」への気づきもたくさんありました。

それは道行く人に微笑みかける優しさを持ち続けることだったり

バスを待っている時に携帯から目を離して景色を楽しむことだったり

通りがかりに呼ばれたお茶に立ちよる心の余裕だったり

意味は全く分からないフィジー語の歌を何となく一緒に歌ってみることだったり。

私自身初めての土地、初めての仕事で、辛いことや思い通りに行かないこともたくさん

あったこの2年半でしたが、今は、幸せだなと感じることの方が多かったように思います。

それはフィジーの幸せ観が私にあっていたからということももちろんありますが、

一人一人の学生が、日々私に沢山の元気と幸せをくれていたからだと思います。

学生の皆さんには本当に感謝しています。ありがとう。

しかし、まとめれば幸せだったなと思うこの2年半のなかでも、自分はこの仕事に

役不足なのではないか、全然成長していないのではないか、と自分が

フィジーにいる意味を見つけられない時もありました。

皆さんも落ち込んでいる時や悩んでいる時には、なんで自分は今フィジーに

いるんだろうと思うこともあると思います。

そんな時には、ゆっくりお散歩をして、おいしいお茶を入れてホストや友達とゆっくり

ティータイムをとってみてください。

携帯やテレビなどの「先進的な癒し」では癒せない悩みも、自然の美しさや

人の温かさなどの「昔ながらの癒し」は癒してくれます。

毎日写真にとってしまうフィジーの空

そして少し元気が出たら、自分が今まで頑張ってきたことを思い出してみてください。

到着時は全くわからなかったフィジーのバスも今では少しもためらわず一人で乗れるようになった、

最初はホームシックで毎晩泣いていたけれど今では平気になった、英語だって少しずつだけれど

ホストと冗談だって言いあえるようになった…皆さんは小さくても確実に、一歩ずつ進んでいます。

そんなフィジーらしい時間の流れを味わいながら自分の成長を実感していく中で、

自分が今ここで頑張っている意味が少しずつわかってくるのではないかなと思います。

フィジーで学べることは、日本に帰ってからも他の国に行っても、一生皆さんの役に立つと思います。

だから今フィジーにいる皆さんは、山あり谷ありの毎日でも、どうにか最後まで頑張ってほしいなと思います。

だから卒業した皆さんは、自信をもって自分の道を切り開いていってほしいなと思います。

フィジーで頑張ることができたら、どこでも頑張れると思います。

それはフィジーが辛い環境だからではなく、フィジーはHuman beingとしての基礎を学べる環境が

まだ残っていると思うからです。

フィジーにいる間もフィジーを飛び立ってからも、辛いときは泣いて、頑張れないときは休憩して、

困ったときは周りに相談して、そして笑いたいときは思い切り笑って、

自分がフィジーに来たことには必ず意味があると信じて

皆さんらしい花を大きく咲かせていってください。

今フィジーで頑張っている皆さんの成長を卒業まで見届けられないことが本当に残念で

心残りですが、日本でも皆さんの活躍を心から楽しみにしています。

今まで関わってくれた皆さん、本当にありがとうございました。

愛をこめて

Ayumi