2023/08/31

朝になると学校に行きたくない…高校生が学校に行きたくない時の解決策。

  • 「朝になると学校に行くのが憂鬱になる」
  • 「特に決まった理由があるわけじゃないのに学校に行けない」

 

このように、朝、登校したくないという気持ちに悩まされていませんか?

 

前日は明日学校に行こうと思ってたのに、朝になると行けなくなる理由がわからず、どうすればわからない高校生も多いでしょう。

「学校に行けない自分はダメだ」「親はきっとガッカリしているだろう」と自分を責めてしまうこともあるかもしれません。

 

しかし、学校に行きたくないという気持ちは、本人が何かしらに対するストレスを抱えている証拠です。

 

まずは自分の気持ち、心を受け止めてあげることから始めましょう。

 

高校生の本人も気づかない、朝学校に行けない本当の理由は?

 

高校生が朝学校に行きたくないと思う理由は、実はハッキリしていない場合が多いです。

 

2021年度に文部科学省が行った調査では、高校生が不登校となる理由として「無気力・不安」が最も多く49.7%でした。

 

  • 「なぜかわからないけど泣きそうになる」
  • 「行こうと思って準備するけど気持ちが重い」

 

このように朝になったとたん、無気力、不安な気持ちが押し寄せてくることが少なくありません。

 

高校生の本人も気づきにくい、朝学校に行けない本当の理由について、詳しくみていきましょう。

 

【参考】:令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査

 

知らないうちに日々の疲れが溜まっている

 

自分では大したことないと思っている悩みが、ストレスになっていることがあります。

 

  • テストで良い成績が取れない
  • 学校の雰囲気が好きじゃない
  • 部活が楽しくない

 

このように、日々の学校で避けられないようなストレスが積み重なり、精神に負担を与えているかもしれません。

 

また、高校生は、自分と周りを比較しやすいです。

 

何か大きなトラブルがなくても、小さな失敗や人からの言葉などを重く受け止めてしまい、やる気がなくなってしまうこともあります。

 

友人、家族関係で悩んでいる

 

高校生は、精神が成熟しきっていない不安定な状態で、人間関係で悩むことが多くなります。

 

  • クラスに馴染めない
  • 友人同士の揉めごとがある
  • 家族に相談できる環境がない

 

友人、他人と過ごす時間が多い高校生は、自然と上記のような悩みを抱えやすくなります。

 

2021年度に文部科学省が行った調査でも、高校生が不登校となる理由として3番目に多いのが「いじめを除く友人関係をめぐる問題 」で、9.7%です。

 

筆者も、今は社会人となりましたが、人間関係で1番悩んでいたのは高校生の時期でした。

 

周りの人が関わってくる悩みは、自分ひとりだけで解決できないので、どうすればいいのだろうと考え込みやすいです。

 

体調不良の可能性がある

 

朝学校に行きたくない日が続いているようなら、精神的、身体的に病気になっていないか確認するのも1つの手です。

 

とくに、「起立性調節障害」と呼ばれる小中高校生で発症しやすい病気があります。

 

起立性調節障害とは、自律神経のバランスが悪くなり、立ち上がったときなどに身体や脳への血流が低下する病気です。

 

朝に起きることができない、全身倦怠感、頭痛、立っていると気分が悪くなる、立ちくらみなどの症状が起こります。

 

特徴は、症状は午前中に強く、午後になると緩和されてくることです。

 

10代で発症しやすい理由として、ホルモンバランスの変化が大きいことから、自律神経のバランスが乱れやすくなることがあります。

 

また、「うつ病」は似たような症状ですが、1日の中で症状の変動はあまりありません。

 

「起立性調節障害」「うつ病」やその他の病気である可能性もふまえて、医療機関の受診も検討してみましょう。

 

【参考】:起立性調節障害 OD(自律神経失調症)

 

朝になると学校に行きたくない時の対処法【高校生向け】

 

学校に行きたくない時の高校生の具体的な対処法は、主に下記の通りです。

 

  • 原因を解決して登校する
  • 高卒認定試験を受ける
  • 通信、海外の高校に転校

 

本人がどれほど朝学校に行きたくないかによって、今からできる対処法は変わってきます。

 

たとえば、学校に行かないという選択をした場合、その先にあるのは「中退、転校」などです。

 

「中退、転校」には大きな変化が伴うので、一時的に学校に行くことよりも大きなストレスが本人にかかる可能性があります。

 

自分にとってベストな選択をするためには、「なぜ自分が学校に行きたくないのか?」を改めて知ることです。

 

原因がわからないまま中退や転校をしても、必ずしも精神的不安がなくなるわけではありません。

 

朝、学校に行きたくない時の対処法を、それぞれ解説していきます。

 

【参考記事】:高校に行かない生き方4つを紹介。高校に行かないメリット・デメリットは?

 

原因を解決して登校する

 

朝学校に行きたくないと思うのはなぜか、原因を見つけて解決する方法があります。

 

学校もしくは家庭内に、自分の本音を伝えられるような人がいれば、今のつらい気持ちは楽になるでしょう。

 

また、プロのカウンセラーに相談する、学校の先生に保健室登校が可能か聞いてみるなども1つの手です。

 

学校に行きたくないと悩む本人は、「親は私の話を聞いてくれない」「どうせ誰も私の気持ちはわかってくれない」と塞ぎ込んでしまうことがあるかもしれません。

 

しかし、自分ひとりで悩みを抱え込んでしまうと、さらに現状を変えることはむずかしくなってしまいます。

 

時間がかかってもいいので、勇気を出して周りの人に頼ってみましょう。

 

高卒認定試験を受ける

 

高校を中退して、高卒認定試験を受ける方法があります。

 

高卒認定試験とは、高校卒業と同程度の能力があることを証明する資格です。

 

  • 今どうしても高校に行きたくない
  • 高校に行くなら働いた方がいい

 

このように考える人は、高卒認定試験に合格すれば、高卒者と同じように進学や就職できるようになります。

 

筆者の妹は、実際に高校を中退、その後高卒認定資格に合格していて、今は社会人として働いています。

 

最終学歴はあくまで「中卒」になりますが、履歴書に「高等学校卒業程度認定試験 合格」と記載することができます。

 

高卒認定と高卒の扱いは企業によって対応が異なるのも、忘れないでおきましょう。

 

【参考記事】:高校中退…その後の末路は?高校中退は「ゴール」ではなくその後が重要?

 

通信高校、海外の高校に目を向けてみる

 

学校に行きたくない高校生は、通信制や海外の高校に転校するのも1つの対処法です。

 

<通信制の高校の特徴>

 

  • 高校卒業資格が取れる
  • 通学がほとんど必要ない
  • スケジュールの自由度が高い

 

<海外の高校の特徴>

 

  • 海外高校卒業資格が取れる
  • 日本とちがった高校生活になる
  • 語学力がアップする

 

「学ぶ意欲はあるけれど、友人関係が嫌で学校に行きたくない」など悩む高校生にとって、通信制の高校は、ストレスなく自分のやりたいことができる環境が作りやすいです。

 

また、海外の高校は、自立心を育てる教育方針が日本よりも根付いています。

 

日本の校風が合わない高校生は、海外の高校の方が生き生きと過ごせるかもしれません。

 

高校生が朝になると学校に行きたくないときの解決策として、海外留学はあり

 

高校生が学校に行きたくないとき、「海外留学」という対処法が人生を良い方向に変える可能性があります。

 

特に、下記のような人は海外の高校進学に向いているでしょう。

 

  • 全てゼロから作り直したい
  • 日本に好きな雰囲気の学校がない
  • 何か新しいことがしたい

 

海外留学は、高校生にとってメリットが大きく、昔に比べて留学をする日本人は増えてきました。

 

文部科学省の調査によると、日本の高校生と大学生の留学生数は、コロナ渦の2019年以降を除いて全体的に増加しています。

 

高校生の海外留学の特徴を、詳しくみていきましょう。

 

【引用】:データでみる日本の留学 | トビタテ!留学JAPAN

 

海外で「ゼロから」やり直せる

 

海外の高校に行くと、人生をゼロからやり直せるといっても過言ではありません。

 

語学習得、友達作り、その国の文化の理解など、海外留学で全て0から学びます。

 

いやでも自立しなければいけない環境になるので、留学を通じて自分に自信がつくでしょう。

 

海外で新しい視点を得ると、今まで悩んでいたことを違った角度から見れるようになります。

 

日本と制度・価値観が全く違う

 

日本と海外の高校では制度や価値観が異なり、日本の教育よりも生徒それぞれの個性を尊重する傾向があります。

 

たとえば、アメリカの高校の場合、授業は全て選択制でクラスメイトという概念がありません。

 

授業中に、ドリンクを飲んだりスナックを食べたりしても問題なしです。

 

しかし、宿題の数が多い、部活がハードなど、日本よりも大変なこともあるのでどちらの方が良いと感じるかは、その人によるでしょう。

 

今通っている学校の制度や先生の雰囲気が好きでない場合、海外の高校がどんなものか一度調べてみてください。

 

一生使える英語力が身に付く

 

高校生のうちに海外経験をつんでおくと、一生使える英語力が身につきます。

 

英語力がある人がまだ少ない日本では、進学や就職で英語力が評価されやすいです。

 

筆者は、高校生の頃から英語に興味がありましたが、留学という選択ができるほどの知識がありませんでした。

 

今高校生に戻れるなら、将来の進路、就職まで考えた上で、きっと海外留学という選択肢の1つにすると思います。

 

格安での高校留学ならフィジー留学のフリーバードへ

 

「学校に行きたくない」と朝が憂鬱になってしまう高校生は、まずは今自分が抱えている気持ちを受け止めてあげましょう。

 

自分を責めて落ち込むのではなく、ときには無理をせず学校を休むことも大切です。

 

弊社フィジー留学のフリーバードでは、不登校の高校生が環境を変えるための海外留学もサポートしています。

 

どうしても学校がつらくて今の生活を変えたいと思っている人は、フィジー高校留学も視野に入れてみてください。

 

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